大腿ヘルニア

自覚症状がない場合も多いですが、腿のつけ根に突出してくるヘルニアの内容物は、そのままにしておきますと、元に戻らないまま、締め付けられてゆき、壊死してしまう可能性もあるのです。鼠経ヘルニアとは、症状が出来る場所も症状自体も似ている点がありますが、少々、異なっています。また、鼠経ヘルニアになりやすいのが男性であるのに対して、大腿ヘルニアの方は、女性・・・中でも出産経験を持つ中年以降の女性に多く見られるのです。 思い出していただけましたか。それを「嵌頓」と言いますが、これについてはまた次回、詳しい説明をすることにいたしましょう。もうひとつは、女性は男性に比べて、大腿部の動脈が通る大腿管が広いため、腸や卵巣などが入り込みやすいということが挙げられると思います。 以前、鼠径ヘルニアというヘルニアをご紹介したのを覚えていらっしゃいますか。この鼠径ヘルニアに非常によく似た症状なのが、本日、ご紹介いたします「大腿ヘルニア」なのです。その理由としましては、出産や加齢によって大腿部周辺の筋肉が衰えやすいことが挙げられますでしょう。 鼠径ヘルニアというのは、俗にいう「脱腸」のことです。これは、その名前からも想像がつくと思いますが、大腿部の大腿輪という部位から内容物が脱出するヘルニアのことを言います。まず、ヘルニアが出来る場所に関してみてみますと、鼠経ヘルニアの方は、大腿部・・・つまり足側と下腹側とを分ける線である鼠経部の下腹側に出来るのですが、大腿ヘルニアのほうは、その名前通り大腿部側に出来るのです。


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